【投資初心者必見】インデックス投資の始め時は「今」である理由

「トランプ関税ショック」により、投資をしていなくても、ニュースなどで「株価暴落!」というワードを聞いた人がいるかもしれません。
今回は、暴落の真っ只中でもインデックス投資を始めるなら「今」という理由について、難しい言葉を使わずに、わかりやすく解説していきます。
インデックス投資とは?
そもそもインデックス投資とは、「日経平均」や「S&P500」などの株価指数に連動する投資信託やETFに投資する方法です。
簡単に言えば、特定の市場全体にまるごと投資するようなイメージです。
インデックス投資の特徴として‥‥
- 長期的に安定したリターンを期待できる
- 個別株のように企業を分析する必要がない
- 低コストで運用できる
つまり、時間と手間をかけずに着実に資産形成したい人にとって、非常に理にかなった投資スタイルになります。

- 本業が忙しくて投資に使える時間が少ない人
- 投資よりも副業など、別のことに時間を使いたい人
このような人にとって、インデックス投資は、投資における最適解の1つに成り得ます。
インデックス投資の始め時が「今」な理由
❶ 投資のタイミングを読むのはプロでも難しい
「今は株価が高い気がするから、もう少し下がってから始めたい」
こんなふうに考えている人はとても多いです。
しかし、ベストなタイミングで市場に入るのは不可能に近いのが現実です。
短期的な価格の上がり下がりを予測するのは、プロですら難しい世界(むしろ専門家は「当てる」ことではなくて、「予測」するのが仕事)。
だからこそ、タイミングを気にせず「今」から始め、長期的に続けることが、限りなく最大に近い利益を出すための方法になります。
インデックス投資の強みは「時間を味方にできる」ことです。
❷ 複利の力は「今すぐ」から効いてくる
インデックス投資の一番の魅力は「複利効果」です。
「複利効果」とは、得られた利益がさらに利益を生むことで、雪だるま式に資産が増えていく現象です。
例えば、年利5%で100万円を運用した場合、
- 10年後:約162万円
- 20年後:約265万円
- 30年後:約432万円
となり、早く始めるほど、時間が複利の効果を高めています。
つまり、迷っているうちに1年、2年と経ってしまえば、その分の複利を逃すことになります。
❸ 積立投資ならタイミングを分散できる
インデックス投資は一括でドン!と投資するのではなく、『毎月一定額を積み立てる方法(ドルコスト平均法)』が主流です。
この方法であれば、価格が高いときも安いときも購入することになり、結果的に購入価格が平均化されます。
「今が高値かも…」と心配している人でも、積立で始めれば価格変動リスクを自然と分散させることができます。
❹ 制度が整っている & 改良された「今」がチャンス
日本では、旧NISAや新NISAの税制優遇制度が非常に充実しています。
特に2024年からの新NISAは非課税枠が拡大され、使い勝手も格段に良くなりました。
この制度を活用すれば、運用益にかかる20%の税金をゼロにできるので、資産形成のスピードがさらに上がります。
今の制度がいつまでも続くとは限りません。
「今ある制度」を使い倒すためにも、早めにスタートすることがオススメです。
❺ 「今」の決断が未来の可能性を広げる
最後に少し感情的な話になりますが‥‥
投資は未来の自分のために行うものです。
5年後、10年後、老後の自分が困らないように、今の自分が準備をする。
その第一歩が、「とにかく始めてみること」です。

資産運用は、実際にやってみて初めて学ぶことがたくさんあります。
少額でも大丈夫。
行動することでしか、得られない知識と経験があります。
まとめ

未来は「今」を積み重ねた先にあるものです。
- 投資において、タイミングを完璧に読むのは不可能
- 複利は早く始めるほど有利に働く
- 積立で始めればリスクは分散できる(ドルコスト平均法)
- 新NISAなど制度も改良され、充実している
- 未来の選択肢を広げる可能性を秘めている
インデックス投資において、一番損するのは「始めなかったこと」です。
迷うくらいなら、まずは1,000円からでも少額投資を始めてみましょう。


私は200円からS&P500を買い始め、少しずつ価格の変動に慣れていきました。
そのおかげで、現在は月10万円を積み立てることができています。
「コロナ禍ショック」の中で投資をスタートし、元本割れも経験できたことで、今回の「トランプ関税ショック」による資産減少もそこまで気になりませんでした。
資産運用の世界では、「始めた者勝ち」という言葉は真実だと思います。
この記事をここまで読んでくれたあなたも、これを機に、「今」、インデックス投資を始めてみませんか?