江雪左文字像、数珠の房に破損見つかる
事件の概要
2025年10月24日、広島県福山市の「ふくやま美術館前広場」に設置されていたゲーム『刀剣乱舞ONLINE』のキャラクター「江雪左文字」の銅像が破損しているのが発見されました。

破損箇所は、像の右腕にかかる「数珠の房」の部分で、本来の位置から外れ、襟元に置かれているという異常な状態でした…。
この像は、福山市が所蔵する国宝の日本刀「江雪左文字」にちなんで設置されたもので、2024年3月に公開されたばかりです。
高さ約2メートルの青銅製で、刀剣乱舞のキャラクターを忠実に再現した造形がファンの間でも話題になっていました。
事件に対する対応
福山市の職員が像の破損を確認したのは、市民からの通報を受けて現地を訪れたときのことです。
市によると、同月10日の定期巡回では異常は見られなかったため、破損はそれ以降に発生したと考えられています。
市は「人為的な破損の可能性が高い」として、福山東警察署に相談。
現時点では事件性の有無を含めて調査が進められており、像の修復や再発防止策についても検討が始まっています。
江雪左文字像の文化的背景

『刀剣乱舞ONLINE』は、実在する刀剣を擬人化したキャラクターたちが登場する人気ゲームです!
私も浪人生時代から初めて現在も続けていて、少し前に本丸8周年を迎えました!
「刀剣女子」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
この言葉からもわかるように、人々、特に若い女性たちが歴史的な刀剣への関心を高めるきっかけとなった作品です。
江雪左文字はその中でも静謐で信仰深い性格が特徴のキャラクターです。
福山市が所蔵する国宝「江雪左文字」との縁から、地域振興と文化発信を目的に像が設置されました。
この像は、刀剣ファンのみならず観光客にも親しまれており、地域の新たなランドマークとしての役割も担っていました。
今回の破損事件は、こうした文化的・観光的価値を損なうものであり、ファンや市民からは「悲しい」「残念」といった声が上がっているとのことです。
公共空間におけるキャラクター像の意義と課題
今回の事件は、公共空間に設置されたキャラクター像が持つ文化的意義と脆弱性を浮き彫りにしました。
像は地域の歴史や文化を発信する手段であると同時に、ファンとの接点でもあります。
しかし、屋外に設置されることで、物理的な破損や悪意ある行為の対象となるリスクが伴います。
今後は、
- 像の保護対策(監視カメラの設置、定期点検の強化など)
- 破損時の迅速な対応体制の整備
これらのことが求められる可能性が高いです。
また、ファンや市民との協働による「守る文化」の醸成も重要です。

今回の事件は、1人のゲームファンかつ広島県生まれの私としてはとてもショッキングな事件でした……。
どういった経緯で破損に至ったのか、そのあたりをしっかりと解明してほしいところです。
今後の続報についても注視していきます。

